親子でサッカートレーニング

小学生低学年から親子で行うサッカートレーニング日記

3月も、もう少し

この季節、

このシーズン、

誰にでも起こりうる

新しい出会いの前の、

別れの時期。

 

小学生低学年の彼に幼稚園に幼稚園の頃から一緒に

ボールを蹴っていた仲間と別れることが決まった。

 

よく言う、親の仕事の都合という奴で。

 

 

私自身、親が自営ということもあり

生まれも育ちもすべて同じであり、転校など無縁であり、

また私の周りでも、記憶の限りでは

転校をした仲間もいない。

 

つまり、親の経験がしたことがない経験を

今彼はしようとしてる。

 

ドラマや映画のシーンでよくあるシュチュエーションではあるが、

果たして、低学年の我が子は何を思うのか?

 

 

ある時から

幼稚園の頃からずっと一緒にサッカーをしてきた仲間がいなくなる。

 

・・・

 

仲間がいなくなる。

 

先に私自身天候に無縁で育ってきており

転校においては別れを体験したことがないがないと言ったが

学生の頃、一緒にサッカーをしてきた仲間を病気で失った経験がある。

 

 

 

引っ越ししてしまう子は自分の置かれている状況を

理解しているのだろうか、

チームの仲間、我が子は理解しているのだろうか?

 

 

3月も残り僅かになり

軽い送別タイムが設けられた。

記念品をプレゼントをし、皆で記念撮影。

 

 

それ以外は、全くいつもと同じ練習風景。

 

それがあった事を感じさせない、

むしろ、忘れてしまってしまっているかのような時間。

 

 

帰り道、

我が子は、号泣していたらしい。

 

「さみしい。」

 

そういって、

静かに帰りの車中をすごしたらしい。

 

 

私は、学生の頃、仲間を失ったもの、

そいつは当時のまま俺の心に残っている。

 

(大丈夫、お前の心にあいつはいるから)

 

私はそれを知っている

だからあえて何も言わず、

今日も我が子とひたすらトラップの練習。

 

いつか

今度は敵チームで戦えることを

ひそかに、親の私は思ったりしている。